探偵は平気で嘘をつく

嘘つきのイメージ画像 探偵を斬る

デタラメな報告をしてくる探偵に注意です

信頼ある知人がその探偵に依頼して、「きちんとした報告があった」という事実がある場合を除いて、インターネットで見つけてきた探偵事務所に依頼するのは非常にリスクが高いです。

昨今、さまざまな媒体で「詐欺事件」について報道されていますが、当の被害者は騙されたことが「恥ずかしい」ことと思い込むので人には話しません。話すのは弁護士さんや所轄警察の相談担当者くらい。

毎年かならず多くの方を巻き込んだ詐欺事件が起こりますが、「私、騙されちゃって、お金無くなちゃった」という話を本人から直接聞いたことがありますでしょうか?殆どの方は聞いたことがないと思います。

探偵にうその報告をされた方も同様で、「依頼したことを誰にも知れられたくない」という考えが真っ先に思い浮かぶので、誰にも噓の報告をされたということを話しません。

現在はグーグルマップという便利なアプリがあります。そこに「クチコミ」がありますので、そのクチコミを全部閲覧してみると、苦情のようなクチコミがあると思います。表に出ている探偵への苦情はそれくらいで、探偵の苦情というのはほとんど表に出てきていないのが現状です。

探偵の口車にのせられるな

インターネットの検索で上位表示していたところに電話して話を聞いてみると、他では断わられた相談でも、「分かりますよ」というところがあります。

調べる前に「分かりますよ」というところは非常に危険です。たとえば、住所が知りたいという案件の場合、あなたが分かっている情報が「名前・凡その住所・使っている駅」と仮定すると、その辺りの「〇〇さん」を古い電話帳(今はインターネットで公開されているサイトも有)で適当に見つけてきて、確認もせずに報告しているクソみたいな探偵も存在します。

ほかの例では、詐欺師に騙されてお金を振り込んでしまった。その振り込んでしまった口座から住所を割り出せないか?という依頼があったとします。

銀行口座は「銀行名・支店名・口座番号・口座名義人」の情報がありますから、例で言いますと、赤坂支店の探偵太郎の口座に振りんだ場合、赤坂支店近辺の「探偵さん」を古い電話帳で見つけてきて適当に報告する。あるいは住んでいなさそうなアパートの住所を教えるといったこともあるようです。

以上の例はほんの一部の例です。

中には本当の場合もある

世の中にはいろいろな個人情報が売られていて、名簿屋と呼ばれる会社が保有していたり、情報屋と云われている連中が持っていて、それを興信所や探偵に一件いくらで販売しているのが現状です。

この個人情報は正確なものが多いですが、そのデータベースを作成した日付が古い場合もあり、望んでいた情報とは違うこともあります。悪徳探偵は「裏を取らない」ので、古い情報のまま報告しています。

ですが、探している情報が昔の情報と変わっていない場合もあります。そうした場合、古い情報でも正確だった、合っていたということになります。

調べてみないと分からない

探偵に問い合わせをして、「調べてみないと分かりません」「調査することは可能ですが、100パーセント答えがでるかどうかわかりません」

上記のような答えをする探偵が信頼できる探偵と言えるかもしれません。調べる前から「分かります」というところは依頼が欲しいだけか、適当な嘘の報告を最初からする気があるところだと考えてもいいでしょう。

しかし、依頼する当の本人は「分かります」という文言に弱く、そこへ依頼しているのではないでしょうか?早く情報が欲しい、すぐに知りたいという気持ちが高く、信頼できる探偵という部分がかき消されてしまっているのではないでしょうか。

依頼者が早く知りたいという気持ちがあるのはわかります。でも赤の他人である探偵社が、赤の他人を知るわけもなく、手探りの状態から調べるのですぐにわかるはずがないのです。すぐにわかる場合は情報屋が持っているデータの中にその情報がある場合で、その情報が古くて現在とは違う場合もあるのです。

信頼できる探偵は紹介のみ

一番最初に書いたように、信頼できる探偵は紹介のみ。どなたかが一度依頼をして、しっかりとした報告があり信頼できると、という事がない限り危ないと思って下さい。特に地方の場合、都市圏の探偵事務所に依頼したいこともあるでしょう。

どんな人相でどんな事務所なのかも分からないのに遠方の探偵事務所に依頼するのは危険マックスです。探偵をしていた自分なら絶対にやめておきます。

なぜなら自分で簡単に調べられる場合もあるからなんです。

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